便秘は若い人から高齢の人まで どの年齢層でもみられる疾患です。

性別では 女性のほうが男性より多い傾向にあります。女性は10代の思春期から便秘になる人が多く その後は大体一定しますが、60代以降から右肩上がりで増加します。男性は若い時には便秘で悩む人は多くありませんが、60 代以降は女性とほぼ同じくらい便秘になる人が増えていきます。

 

以前、便秘の治療薬はセンナやマグネシウムが大部分でしたが、新しい作用機序の治療薬 アミティーザ®が2012年に発売されて以来、リンゼス®、グーフィス®、モビコール®といった新しい治療薬が使用可能となり、治療の選択肢が広がりました。いままで便秘に悩まされてきた方や 従来の薬では効果がなかった方には朗報です。

漢方薬も重要な選択肢の一つです。漢方薬は センナを含むもの含まないものなど 種類も多く、患者さんの症状にあわせて処方が必要です。

適切な薬剤を選択するとともに、排便習慣や食習慣も考慮しながら治療を行ないます。

 

さらに 症状によっては、大腸癌などの器質的な疾患を除外するための大腸内視鏡検査が必要なこともあります。当院では個室の前処置室を完備し、希望に合わせて鎮静剤を使用した患者様にやさしい大腸内視鏡検査を施行しておりますので安心して検査を受けられます。

 

便秘でお困りの方はぜひご相談ください。