ピロリ菌

ピロリ菌について覚えておきたい知識は以下の2点です。

 

  1. 胃癌の大多数はピロリ菌の感染が原因である
  2. ピロリ菌の除菌治療により胃癌のリスクは低下する

 

ピロリ菌は胃に存在する細菌で、幼少期に井戸水などから感染します。幼少期は免疫機能が未熟なため 胃の中にピロリ菌が棲みついた状態になります。 日本人のピロリ菌感染率の目安は〔年齢-10〕%程度です。

ピロリ菌によって 慢性胃炎(萎縮性胃炎)、胃潰瘍、十二指腸潰瘍が引き起こされ、慢性胃炎の状態が続くと粘膜が萎縮し 胃癌が発生しやすい胃粘膜になります。

 

健康管理で必要なことは以下の4点です。

 

  1. 自分の胃がピロリ菌の ①未感染 ②現感染 ③既感染 いずれの状態かを知っておくこと
  2. ピロリ菌現感染(現在ピロリ菌に感染している状態)の場合は除菌を行うこと
  3. 除菌治療後も定期的に内視鏡査検査を受けること
  4. できれば30歳台までには除菌をしておくこと

 

ピロリ菌の検査には 血中抗体検査、呼気テスト、便検査、尿検査 などがあります。血中抗体検査とペプシノーゲン法を組み合わせた胃がんリスク検査もあります。

また、除菌治療を行う場合には、胃がんを否定するために除菌前6か月以内に内視鏡検査を受けておく必要があります。慢性胃炎(萎縮性胃炎)の状態を内視鏡で把握しておくことも重要です。

 

症状のある方や ドック・検診などでピロリ菌を指摘された方は、通常の保険診療で検査や除菌治療を受けることができます。症状がまったく無い場合は、まず自費診療での血中抗体や胃がんリスク検査を受ける必要があります。市町村によっては胃がんリスク検診を公費負担で行っていますので、お住まいの市町村に確認してください。

 

当院でのピロリ菌の検査費用(自費診療で公的な助成がない場合)

 

ピロリ菌抗体検査  3,000円

胃がんリスク検査  5,000円

       *診察費含む・消費税別

 

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