成人の風しん

2018年8月21日 国立感染研究所感染症疫学センターは首都圏の風しん患者急増を受けて緊急情報を発表しました。2018年第32週(8月6~12日)までの累積報告数が139人となり、2015~2017年の同時期の報告数を上回ったほか、2016年と2017年の年間累積報告数を超えている状況です。

 

風しんは比較的予後のよい感染症ですが、最大の問題は免疫のない女性が妊娠初期に風しんに罹患すると、風しんウイルスが胎児に感染して先天性風しん症候群 (CRS)と総称される障がいを引き起こすことがあることです。

これはワクチン接種により予防できます。

 

現在27-8歳以下の方は2回の予防接種を受けており、ほぼ問題ありません。また逆に55歳以上の方は自然免疫を獲得されている場合が多いです。このあいだの年齢に該当する方はぜひ抗体検査、ワクチン接種を検討していただきたいと思います。

 

ワクチン.jpg

 

当院では、開院時間内であれば予約なしで、風しん抗体価検査を行っております。 検査方法は採血検査で、結果は後日郵送致します。自費検査になり、費用は3,500円(税別・結果の郵送代込み)です。

 

抗体検査で免疫が不十分と考えられる場合には、風しんワクチン単体よりもMRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)の接種が厚生労働省で推奨されています。

また、ワクチン接種歴がない場合や、2回の接種を受けていない場合には必ずしも抗体を確認しなくてもワクチンの接種をしてかまいません。

当院でのMRワクチンの費用は8,000円(税別)です。接種には予約が必要です。お電話でお問い合わせください。

 

以下は厚労省のホームページよりの抜粋です。

『平成25年度の国の調査では、20~40代の男性の約12.3%(20代 約6.1%、30代 約15.8%、40代 約16.3%)が風しんへの抗体を持っていませんでした。この約12.3%という数は他の年代よりも高い割合であり、風しんの抗体を持っていない女性よりも多い数字になります。平成2年4月2日以降に生まれた人は2回、ワクチンを受ける機会がありましたが、それより年齢が上の人は受けていても1回。そして、昭和54年4月1日以前に生まれた男性は1回もその機会がなかったのです。』

 

詳しくは下記をご覧ください。

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/vaccination/vaccine.html